バトストで語られなかった、共和国首都陥落からゴジュラスギガ登場までの
『空白の三年間』を自分なりに推測し、西方大陸のとある国の調査員のレポートとして
まとめてみました。あくまで個人的見解なので異論は多々有るでしょうが、ご容赦下さい。


                       *ZAC2104年における各国の状況*


このレポートは、各国の現在の状況を把握し、わが国の具体的な外交政策を立てるべく、
私が調査したへリック、ガイロス、ネオ・ゼネバスの現在の状況である。
なお、調査にあたっては出来る限り信頼性の高い情報をもとにしたが、
一部未確認情報も含まれていることを先に記しておく。
                             


                            <<へリック共和国>>

・三年間の動き

ネオ・ゼネバス帝国軍の侵攻により首都を占拠された共和国軍は、指揮系統の中枢を西方大陸の
共和国勢力圏内に移動。
ガイロス帝国軍と休戦協定を締結し、同軍の技術供与を受けつつ、中央大陸奪還のチャンスを
伺っている模様。
残存兵力の一部は中央大陸にとどまり抵抗運動を続けており、西方大陸の部隊と共に幾度かの
首都奪還作戦を決行するも全て失敗。
中央大陸において秘密基地で極秘裏に新型ゾイドの研究、開発を継続。


・兵力

暗黒大陸侵攻部隊の大半を、プロイツェンによるガイロス首都占領作戦の失敗に伴う自爆により失い、
ネオ・ゼネバス帝国軍特殊部隊『鉄竜騎兵団』の侵攻により本土防衛軍も壊滅。
残存兵力はゲリラ化して各地の秘密基地に潜伏している。
現在の中央大陸の戦力はネオ・ゼネバス帝国軍の『ダークスパイナー』のジャミング攻撃により、
ほぼ使い物にならない状態である。
中央山脈の共和国拠点には唯一ダークスパイナーのジャミングに耐えられるゴジュラス・ジ・オーガが
配備されている模様。
また同拠点では、マッドサンダーに代わる新たな共和国軍の切り札とされるゾイドを
開発しているという情報もある。





                            <<ガイロス帝国>>

・三年間の動き

西方大陸戦争に端を発する第二次大陸間戦争の元凶たる摂政ギュンター・プロイツェンは、
首都ヴァルハラとへリック、ガイロス両軍の主力部隊を巻き込み自爆。
皇帝ルドルフ・ツェペリンは無事救出され、帝国内穏健派のカール・リヒテン・シュバルツ中佐らの
尽力で王権を回復。
プロイツェンの死亡により、戦争を続ける理由は無くなったとして共和国軍との休戦協定締結。
国内の急進派勢力内では中央大陸進出の野望は完全には消えていないが、現在はルドルフや
穏健派の呼びかけに応じ、荒廃した国土の復興を優先している。
また当面の敵であるネオ・ゼネバス帝国軍打倒のため、共和国軍に技術供与を行っている。


・兵力

共和国軍との戦闘、プロイツェンの自爆により主力部隊の多くを失い、また国家予算のほとんどが
国土の復興に当てられているため、大幅な増強は不可能。現在は主力部隊の再建に重点を置いている。





                          <<ネオ・ゼネバス帝国>>

・三年間の動き

鉄竜騎兵団による共和国首都占領の成功によって、ネオ・ゼネバス帝国の建国を宣言。
ギュンター・プロイツェンの息子、ヴォルフ・ムーロアを皇帝に頂く。
『共和国は国民を捨てて逃げ出した』『ガイロスの脅威は消えていない』などといった
プロパガンダと、中央大陸住民のムーロア家に対する信頼を利用をたくみに利用した占領政策で、
新たな支配体制をスムーズに作り上げた。その一方で、中央大陸内の共和国軍残存勢力の掃討を
徹底的に行う。
共和国軍による幾度かの首都奪還作戦を全て退け、中央大陸内の共和国軍残存兵力に対する
圧力を強めている。


・兵力

PK師団を失ったものの、鉄竜騎兵団は健在。ダークスパイナーの力によって、
ほぼ無敵の戦力となっている。
また、オーガノイドシステムの完全な解析に成功。デススティンガーの量産型『ステルススティンガー』や、
簡易量産機である『サックスティンガー』などを生産し、
帝国最強のパイロットとされるジーニアス・デルダロス少佐を中心とした『黒の竜騎兵団』を編成、
中央大陸内の共和国軍の掃討に当たらせている。






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