ジオン公国軍 格闘戦用試作型モビルスーツ
MS-15 ギャン





今回はギャン(旧HGUC改造)です。
ギャンはギャンでも「小説版ギャン」を作ってみました。
ご存知の通り小説版「機動戦士ガンダム」は、シャアが最後までリックドムに乗っていたり
アムロが終盤で戦死してしまったり(!)と、アニメ版とはかなり違う内容となっており、
ギャンも劇中には登場しません。(マ・クベもMSに乗らない)
ですが、なぜか口絵のモビルスーツ紹介イラストにはギャンが登場しています。
藤田一巳氏が描くこのギャンがかっこよくて昔からお気に入りだったのですが、
ちょうど世間がBFのおかげでギャンブームに沸いていた頃だったので、実際に作って
みたものです。

基本的にアニメ版との大きな違いは肩のトゲの有無なのですが、それ以外にも
色々細かいところが違っているので、その部分を中心に改造しました。

頭部はちょっとRジャジャを髣髴とさせるような形状になっているので、パテを盛ったり
削ったりしています。

胴体は胸板が厚く、腰が細く、スカート部分が広がったような形状になっているので
胸部にプラ板を貼って厚みを出し、腰は削って細めにしました。
スカートはフロント・サイド・リアを切り離して大型化し、フロントとサイドは可動化しました。

一番の違いである肩ですが、トゲがある以外にもそもそも丸い部分の大きさがだいぶ
違います。ちょうどいい球形のパーツを探したのですが中々見つからず、「これだ!」
と思って買ったHGハイモックの肩も一回り小さくてガッカリ。
そこで100均で売ってたプラスチック製の計量スプーンセットの中からちょうどいい
大きさのものを選び、丸い部分を切り取って貼り合わせて球形にするという強引な
(バカな)手法をとりました。先ほどのハイモックの肩はスプーンの内径にピッタリと
はまったので、ジョイント等はそちらのものを使って可動を確保しています。
左右の肩を作るために同じスプーンセットを4つも買い、しかも使わなかった大きさの
スプーンが沢山余るという間抜けな結果になったのは内緒です。
トゲは丸いのは市販の改造パーツを使い、大きな角ばっているものはプラ板とパテで
作りました。二の腕もちょっと形状が異なっているので適当に削って再現しています。

脚部は太ももを延長したほか、イラストではスネの後ろにアーマー状のものがついて
いるので流用パーツとパテで作っています。
ヒザ下の段差になっている所もイラストにあわせて削っているのですがあまり
見えないです。

武器などはキットそのままで、あとは塗装をして完成。

・・・なのですが、なんかイラストと違う。
なんか首が浮いて見えるのと、太ももを延長したのに胴長短足に見えます。
首はもうちょっと肩に埋まったような感じにするのが正解だったようです。
また、腰は回転させるためにジョイントを仕込んだので、その分長くなってしまっており
そのせいで胴長に見えてしまうようです。
足首の可動もキットのままなので、思ったよりポージングの幅は狭いです。

ちょっと課題を残したままの完成となってしまいましたが、まあとりあえずやりたかった
改造はすべてやれたのでよしとします。
ガンプラの改造はやっぱり難しいですね。今後も細々と作っていきたいです。









 



下のイラストのポーズ・・・のつもり



参考にした小説のイラスト。右にはゲルググも描かれてます
(ゲルググも小説には登場しません)



 
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